無駄吠えのしつけ方

犬は吠える事で意思表示、疎通を行なう動物なので、吠える事を完全に止めさせるのは難しいです。

無駄吠えといいますが犬にとっては意味を持って吠えているのであって、無駄に吠えているつもりはありません。

チャイムが鳴って人の気配に吠えるのは侵入者の存在をリーダーに知らせるためであり、物音に対しても警戒心で吠えています。
こういった場合は群れを守るための本能で吠えているのです。

他には、主従関係が出来ていないと、何かを要求したり主張する目的で飼い主に対して吠えることもあります。

吠える意義を理解しつつ、人間社会で共生するためになるべく無駄吠えを抑えるためのしつけをしましょう。

無駄吠えを抑えるために出来る事

無駄吠えを抑えるために、吠えたら叱るという方法ではその場は治まったとしても根本的なしつけの効果はほとんど望めません。

それどころか大声で叱ると、飼い主も一緒に侵入者に対して吠えていると勘違いして余計に吠えてしまう事もあります。

犬が吠える理由は様々ですが、多くは主従関係がしっかりと築けていない、または神経質で物音に対する恐怖心や警戒感が強いなどが原因となる事が多いです。

吠え癖は大人になるにつれて強まる場合が多いので、子犬のうちから飼い主以外の人や他の犬などと接する機会を増やし、警戒心を和らいで社会性のある犬になるよう心がけます。

成犬で神経質になってしまった犬の場合は、性格自体を改善するのは難しいです。
無理に慣れさせようとするとパニックを起こしてしまう場合もあるので注意してください。

来客があるとわかっている場合は、あらかじめ外の見えないケージにハウスさせておくなどの工夫をして下さい。
吠えても叱るのでなく、オスワリやマテを掛けて落ち着かせるなどの方法で対処しましょう。

興奮状態になってしまうと吠えたまま飼い主の言う事を聞けなくなってしまうのであれば、それはリーダーへの信頼が薄く、もう一度主従関係を見直す必要があります。

飼い主を頼れるリーダーとして認識しているのであれば、物音などへの警戒心も和らぎ、リーダーの指示を待つ事が出来ます。

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