犬との主従関係を築く

トイレや無駄吠え、噛み癖など具体的な犬のしつけを始める前に、基本的な犬との関係、しつけ方の基本が出来ていないと、いくら叱っても犬は言う事を聞いてはくれません。

犬は元々狼などと同じように、一頭または数頭のリーダーの下に群れを作って生活する動物です。
群れの中での順位に常に興味を持っていて、本能的に自分より上がいないのであれば自分がリーダーになろうという向上心も持っています。

そのため自分より上位のものの言う事は聞きますが、自分と同等または下位の者の言う事を聞くことは無く、それどころか上に乗ったり噛み付いたりして自分のほうが上位である事を示そうとします。

ですから自分が群れのリーダー、または飼い主より地位が上であると認識している限り、どんなに根気良くしつけを行なっても上手くいくことはありません。
これはエサを貰ったり散歩に連れていってくれる人に対してでも同じです。

家族の一員として、友達のような関係を築きたい気持ちはよくわかりますが、それも犬の場合は絶対の主従関係があってこそ成り立つ事なのです。
まずは自分が飼い主であり、上位にいるということを示してしっかりと主従関係を確立させましょう。

ある日何かをしたから立場が決まるということではないので、常日頃から犬に対しての態度や接し方に気をつけましょう。

日ごろから気をつけたい主従関係の注意点

マウンティングをさせない

腕や足にしがみついて腰を振る行為は、よく発情期と間違われやすいですが、マウンティングといって相手より自分が上位であると確認する行為です。
マウンティングをしてきたらすぐに叱って辞めさせてください。

服従の姿勢をとらせる

犬にマウンティングをさせず、逆に人間が犬にマウンティングをするのが主従関係を築くのに大切な行為です。
仰向けにして腹を撫でたり、伏せさせて頭を撫でたり、後ろから抱えるように前足を持ち上げるのもマウンティングの一つです。

もちろん現在主従関係が成り立っていない状況でいきなりお腹を触ろうとするような事は危険です。
急には触らせてくれなくても徐々に慣らしてあげましょう。

勝負には必ず勝つ

おもちゃを引っ張り合って遊んであげても、最後には飼い主が力比べに勝ち、おもちゃを目の前で取り上げて犬の届かない場所にしまいます。
意地悪のように思えますが、引っ張り合いの力比べに負けたままにしておくような主導性の無い態度は、犬に権勢欲を持たせる原因になり得ます。

催促に応じない

例えば、ケージから出たいと吠えるので可哀想だから出してあげる。飼い主が食事をしている時に、横で腹が減ったと吠える犬に自分の食べているものを分けてあげる。

こういった行為は最悪で、犬の言いなりとなる行動であり、立場を逆転させてしまう原因になります。

食事などは飼い主から優先的に済ませ、催促している時は可哀想に思えてもひたすら無視して、大人しくしている時に食事を与えたり、ケージから出したりしてあげましょう。

常に主導性を持つ

例えば仕事から帰宅した時、待ち侘びていた犬が飛び付いてきたとき、可愛いさのあまり手放しにかまってあげたくなるのはよくわかりますが、そこをぐっと堪えて、まず着替えなど自分の用事を済ませてしまうまで無視します。
これは帰宅時に興奮し過ぎでやってしまううれションの予防にもなります。

要点さえ守っていればたくさん可愛がって遊んであげても良いのです。しつけにはメリハリをつけましょう。

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