しつけの通りに出来た時は思いっきり褒めてご褒美をあげる事で、犬は飼い主に喜んでもらえる事としてしつけを覚えます。
やってはいけない事をはっきりと叱って教える事も大事なしつけです。
褒める時は優しく柔らかく
褒める時は柔らかく優しく声を掛けて撫でてあげます。
しつけ通りの事が出来た時はご褒美に犬の好きなおやつなどを与えましょう。
しつけをする際のご褒美は必ず用意してあげるべきですが、手元に無い時はとりあえずしっかりと褒めてあげてください。
叱る時は強く大きな声で
犬が人間にとっての悪さをするには大きく二つの理由があります。
一つは悪い事、やってはいけない事だと理解していない場合。
もう一つは寂しさから飼い主にかまってほしくてやってしまう場合です。
しかしどちらにしろ犬に悪意は無いという事を覚えておきましょう。
何かの腹いせにこれをやって飼い主を困らせてやろうというような悪知恵を働かせる犬は居ません。
ストレスなどの様々な要因があって、ただ思うが侭に行動しているだけなのです。
犬の叱り方の基本は短く強く、大きな声ではっきりと。
静かに長々と説教したところで残念ながら犬には伝わりません、逆にかまってくれていると思って喜んでしまうかも。
犬が驚くような大きな声で厳しく叱り付けた後は、すぐに優しくしたりせずにしばらく無視しましょう。
また、犬を叱る時は現行犯でなければいけません。30秒前の出来事でももう遅いのです。
トイレじゃない場所でおしっこをしてしまった跡を見つけた時に、そのおしっこを嗅がせながら叱るという行為をよく聞きますが、それでは犬にとっては何の事で叱られてるのかさっぱりわからず、単なるストレスにしかなりません。
現行犯じゃないおしっこの跡を見つけても、諦めて何事も無かったかのように片付けましょう。
時には叱るより無視するほうが有効な場合もあります。
群れで過ごす犬にとってリーダーから無視されるというのはとても堪える事。
特にかまってほしくて悪さをしてしまう時など、下手に大きな声を出して叱るよりも無視することで、こうしたら無視されるということを学習させましょう。
褒めてしつける
現在はプロのトレーナーの間でも、犬のしつけは褒めたりご褒美でその気にさせるほうが覚えが早いという見方が一般的です。
もちろん主従関係を築くために叱る事は必要ですし、犬の性格や問題行動の種類によってはしっかりと叱らなければならない場面もありますが、しつけは出来る限り褒める事で学習出来るよう工夫しましょう。
そのほうが犬にとってしつけは飼い主に褒められる喜びの時となって覚えは早く、信頼関係も深まります。